昨日の朝 起きてきた娘が「おかあさん、今日は何の日でしょ❓」ときく。
「東北震災から9年たつよね。」
「あたり。ずっとニュースで云ってるやん。」
「どうしてたくさん人が亡くなったと?どうして津波が起きたと?」
今朝は質問攻めだった。私なり一生懸命説明した。
9年前幼ない娘の記憶はうっすらとだけれど、のこっていて
保育園でも先生がおはなししていたのだと初めて教えてくれた。
その時は幼くてわからなかったたけれど
(何かたいへんな事が起きた)
(なにがあったんだろう)
(どうしてそんなことになったんだろう)
考えるようになっていた。
確実に年月を経ているのを感じた。
私は人生折り返し地点に立っている。
想像していたより希望の見出しにくい険しい地点になってしまった。
深い霧に包まれ先の見えない中だから
暗くなっちゃいけない。
しっかり地を踏みしめ
明るく健康でいなきゃ、と思う。
声かけ合い用心して歩かなきゃ、と思う。
今朝 家族3人を震災で亡くし
励まし合いながら生きている父子をテレビで見た。
父の「生きていてくれるだけでいい。」
「ずっとがんばってくれていたんで。」という言葉と
3/10朝に亡くなった、経理として働く美香さんの
穏やかな父親の一生が私の頭のなかで響き合う。
「よかよ。」
頼まれごとには 穏やかに応答して妻や子や孫を手助けするような
控えめだけど 強くて家族を守ってきた偉大な父。
(ご冥福を心よりお祈りします。)
(生きてさえいてくれればいい)
全ての子に 言いたい かけたい 言葉。