「木」は温かい材料として多くの人に広く認識されています。
例えば、室温20℃の部屋に放置されていた木の板と鉄板に手のひらを置くと、木の板の方が温かく感じられます。
木の板と鉄板、両方の表面温度は同じなはず…それなのに触ったときに感じる温かさが違うのは木と鉄では熱の伝えやすさが異なるからです。
木は鉄やコンクリートなどに比べて熱伝導率が低く、熱を伝えにくい材料です。そのため、木の板は一度に多くの熱を手のひらから奪うことができずに触れた部分の温度低下が抑えられて「温かさ」を感じることができます。
これは、あらゆる生活の場面で生かされています。お鍋やフライパンの持ち手が木製になっているのも、鉄製のお鍋などが火に掛かった状態では素手で持つことができないですし手のひらへの熱の移動を抑えてくれるので、やけどしにくいのです。
そもそも「なぜ木の熱伝導率は低いのか?」という疑問が出てくるかと思います。
それは簡単に言うと、木の細胞内含まれている空気が熱を伝えにくくしているからです。
身近な物質の中で最も熱を伝えにくい空気で満たされており、木の細胞内にある空気が熱を伝えにくくしています。
そして重さも木によってまちまちです。
ケヤキやカシなどの重く硬い高密度な木材は、軽くて軟らかいスギなどの木材よりも冷たく感じられます。密度の高い木材ほど熱の通り道となる部分が増え、空気を含んだ細かく小さな隙間が減り、熱伝導率が高くなるためです。
だから、住まいにはスギなどの軽い木材が温かさを感じられ、向いていると言えます。
先駆建設は 木にはこだわり、肌触りのよい熊本県小国産のスギなどを使用しています。
木や自然素材の心地よさを体感しに、弊社モデルハウスにぜひ一度お立ち寄りいただければ幸いです。
スタッフ一同お待ちしております。